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オフショア開発でベトナムが選ばれる理由とは?
ベトナムの優秀でコスト効率の高いエンジニアを活用することで、グローバルな開発体制を構築できますが、技術力やコストだけでなく、地政学的リスクなども考慮することが重要です。この記事では、なぜ日本企業がベトナムを選び続けているのか、その理由を詳しく解説します。
20/09/2024
|はじめに
日本ではエンジニア不足が深刻化しており、その解決策としてオフショア開発を検討される方も多いのではないでしょうか
最近では、ベトナムがオフショア開発の委託先として急速に人気を集めています。Offshorekaihatsu.comが実施しているアンケート調査『オフショア開発白書(2023年版)』によると、オフショア開発先国としてベトナムが圧倒的な人気でランキング1位を獲得しています。

オフショア開発とは、システム開発業務を海外の企業や拠点に委託し、主にコスト削減を目的に国内より人件費の安い国に依頼する手法です。
ここでは、弊社のマーケティング担当として、ベトナムがオフショア開発先として選ばれる主な5つの理由をご紹介いたします。
目次
① 高いコストパフォーマンス② 高度な技術力と豊富な経験③ 品質管理プロジェクト管理に強み④ 豊富なIT人材の供給⑤ ビジネス環境の改善 |
ベトナムの優秀でコスト効率の高いエンジニアを活用することで、グローバルな開発体制を構築できますが、技術力やコストだけでなく、地政学的リスクなども考慮することが重要です。この記事では、なぜ日本企業がベトナムを選び続けているのか、その理由を詳しく解説します。
|理由その1:高いコストパフォーマンス
ベトナムのオフショア開発が選ばれる主な理由の一つは、その高いコストパフォーマンスです。
具体的には、労働コストの低さとスケールメリットがこの高コストパフォーマンスに寄与しています。以下にその詳細を説明します。
|労働コストの低さ
ベトナムの労働コストは、先進国と比較して非常に低いのが魅力です。特にソフトウェア開発において、その差は顕著で、ベトナムのソフトウェアエンジニアの年収は日本の約1/4から1/5程度です。これにより、企業は開発コストを大幅に削減することが可能です。
具体例として、ベトナムのソフトウェアエンジニアの平均年収は約5000ドル(約70万円)で、日本のソフトウェアエンジニアの平均年収約2万5000ドル(約350万円)に比べ、コスト効率が大幅に向上します。さらに、ベトナムのIT企業は低い人件費で質の高い開発サービスを提供し、日本企業はコストを抑えつつ高品質のソフトウェアを得ることが可能です。
他国と比較したベトナムオフショア開発単価

東南アジア諸国の中で、ベトナムとフィリピンのコストには大差がないものの、インドのコストはやや高めです。特に、ベトナムのブリッジSEは日本語を話せる人材が豊富であるため、単価が比較的安く抑えられています。一方、フィリピンやインドでは英語が公用語であり、ブリッジSEの人材は限られているため、単価が高くなる傾向があります。
国内のITリソースが不足している現在、多くの企業が引き続きオフショア開発を選択する見込みです。TINHVANでは、これらの国々の平均単価よりもさらに低いコストで、高品質な開発サービスを提供しています。私たちの競争力ある価格設定で、コストパフォーマンスの高いソリューションを実現できます。
|スケールメリット
ベトナムには約13.800以上のIT企業が存在し、この大規模な産業構造がスケールメリットを生み出しています。規模の経済が働くことで、より多くのプロジェクトを効率的に処理でき、コスト削減も実現されます。
具体的には、IT企業が競争することで技術やプロセスの標準化が進み、開発ツールやプラットフォームのコストを分担することで一企業あたりの負担が軽減されます。大規模なIT企業は高度なプロジェクト管理手法や品質保証プロセスを導入しており、開発効率が向上し、コスト削減を実現しています。
|コスト削減の具体例
ベトナムでのオフショア開発がどのようにコスト削減に繋がるか、具体的な事例を挙げます。たとえば、日本の企業がベトナムの開発チームに5000時間の開発作業を依頼した場合、総コストは約35,000ドル(約500万円)で済むことがあります。これに対して、日本国内で同じ作業を依頼すると、総コストが約150,000ドル(約2100万円)となり、ベトナムでの開発が大幅なコスト削減に貢献します。
また、ソフトウェアのサポートやメンテナンスのコストもベトナムでは安価で、例えば年間サポート契約が約10,000ドル(約140万円)で済むのに対し、日本では約40,000ドル(約560万円)かかることがあります。
|コストパフォーマンスの向上
ベトナムでのオフショア開発は、単なるコスト削減にとどまらず、コストパフォーマンスを向上させます。低コストながら高品質な開発が可能で、これにより企業の競争力を高めます。
加えて、プロジェクトの進捗や品質の透明性も確保されており、安心して委託できる点が魅力です。
|リソースの最適化
ベトナムでのオフショア開発により、企業は内部リソースを最適化し、核心業務に集中することが可能です。これにより、企業全体の効率が向上し、長期的なコスト削減が実現します。
|理由その2: 高度な技術力と豊富な経験
ベトナムの総人口に占める生産年齢人口 (15歳~64歳の人口) が増え続け、その中、IT従事者が53万人となっています(2023年)

出典:Topdev.vnよりベトナムIT市場レポート2023(Vietnam Tech Talents Report)
|技術力の高さ
ベトナムは急速にIT業界の発展を遂げており、その技術力の高さが大きな魅力です。特に以下の点が評価されています。
- 最新技術の導入:
ベトナムのIT企業はクラウドやAI、ビッグデータ、ブロックチェーンなど最新技術を積極的に導入しています。開発者はグローバルな技術トレンドに敏感で、常に新しい技術を学び、クライアントに最適な技術ソリューションを提供できます。
- 専門分野での優位性:
ベトナムには、モバイルアプリやウェブ開発、Eコマースなど、専門分野で高い技術力を持つ企業やエンジニアが多くいます。特にフルスタック開発、UI/UXデザイン、セキュリティ対策の分野で優れた実績を誇り、クライアントの多様なニーズに対応しています。
|豊富なプロジェクト経験
ベトナムのIT企業は、多くのプロジェクトを手掛けており、その豊富な経験がクオリティを保証しています。具体的には以下の点が挙げられます。
- プロジェクトの多様性:
ベトナムの開発者は、スタートアップから大企業まで多様なプロジェクトに取り組んでおり、システムインテグレーションやカスタムソフトウェア開発、アプリケーションメンテナンスなど幅広い経験を持っています。
- 国際的なクライアントとの連携:
ベトナムのIT企業は、国際的なクライアントとの協力経験が豊富で、異文化やビジネス習慣にも柔軟に対応し、スムーズなコミュニケーションを実現しています。また、グローバル基準に基づいた開発プロセスや品質管理を行い、高品質な成果物を提供しています。
|成果物の品質
高度な技術力と豊富な経験は、最終的な成果物の品質に大きく影響します。ベトナムのオフショア開発が高品質な成果物を提供できる理由は以下の通りです。
- 品質管理の実践:
ベトナムのIT企業は、厳格な品質管理プロセスを導入しています。これには、コードレビュー、テストプロセス、バグトラッキングなどが含まれます。これにより、最終的な成果物の品質が確保されています。
また、アジャイル開発手法やDevOpsの導入により、迅速なフィードバックと改善が行われています。これにより、プロジェクトの進行状況に応じた柔軟な対応が可能です。
- クライアントの満足度:
ベトナムの開発チームは、クライアントの要求に応じたカスタマイズを行い、高い満足度を得ています。クライアントのニーズに合わせたソリューションを提供し、期待を超える成果を上げることができます。
成果物の品質を向上させるために、定期的なレビューとフィードバックを取り入れ、クライアントの要求に応じた修正を迅速に行います。
|弊社の事例と実績
以下に、ベトナムの技術力と経験が実際のプロジェクトにどう活かされているかを示す具体的な事例を挙げます。
- 事例1: WEBアプリの開発:
ベトナムの企業が取り組んだWEBアプリ開発プロジェクトでは、最新の技術を駆使して高機能なアプリケーションを短期間で完成させました。ユーザーインターフェースのデザインや機能実装において高い評価を得ています。
- 事例2: ローコードプラットフォームによりデータ連携開発:
基幹システム刷新プロジェクトでは、ローコード プラットフォームを利用して、各種データ連携に必要なAPIを開発しました。Magic Softwareの Magic xpi を活用し、データ統合とプロセスの自動化を実現。ローコード技術により、開発スピードと柔軟性を向上させ、システムの迅速な導入を実現しました。
- 事例3: 生成AIによる企業データ検索・分析システム:
生成AIを活用した AIRealize の企業向けシステムをAzureプラットフォーム上に構築しました。プロンプトによる企業検索機能を実装し、全文検索とベクトル検索を組み合わせたハイブリッド検索で精度の高いデータ取得を実現しました。また、ChatGPTを用いたプロンプトエンジニアリングにも注力し、高い回答率を確保しています。
|技術者のスキルと教育
ベトナムでは、技術者のスキルと教育が非常に重視されており、これが技術力の高さに寄与しています。
- 教育機関とトレーニング:
ベトナムにはIT分野に特化した教育機関が多く、最新技術に基づく教育を提供しています。技術者は定期的にトレーニングや認証を受けてスキルを常に更新しています。
- コミュニティとネットワーキング:
活発なITコミュニティがあり、技術者同士が情報交換やネットワーキングを行っています。これにより、最新情報やベストプラクティスの共有が進み、技術力の向上が図られています。
|理由その3:品質管理・プロジェクト管理に強み
ベトナムのIT企業は、品質管理とプロジェクト管理において強みを持っており、これにより高品質な成果物を提供しています。具体的には、以下のポイントが挙げられます。
|厳格な品質管理プロセス
・品質基準の設定と遵守: ベトナムの企業はISO 9001やCMMIなどの国際的な品質管理基準を採用し、プロジェクト全体にわたって品質基準を設定しています。各プロジェクトには明確な品質目標が設定され、それを達成するための手順とチェックポイントが用意されています。
・コードレビューとテスト: 厳格なコードレビューが実施され、ソースコードの品質が保たれています。また、ユニットテストや統合テスト、システムテストなど多様なテスト手法が用いられ、テスト自動化ツールも導入されています。
・品質改善のフィードバックループ: プロジェクト進行中に定期的なフィードバックが行われ、品質問題が特定されると、プロセスの改善が図られます。クライアントからのフィードバックも積極的に取り入れ、品質向上に努めています。
|効率的なプロジェクト管理
・プロジェクト管理手法の導入: アジャイル開発やウォーターフォール開発など、多様なプロジェクト管理手法が柔軟に採用され、プロジェクトの特性に応じた最適な管理方法が選ばれています。また、JIRAやTrelloなどのプロジェクト管理ツールを活用し、タスクの進捗状況やリソース管理が効率的に行われています。
・リソースの最適化: 必要なリソースを最適に配置し、効率的なプロジェクト遂行を実現しています。リソースの再配置や追加も迅速に行われ、プロジェクトの成功に向けた調整がなされます。
・リスク管理と問題解決: プロジェクト開始時にリスクを特定し対策を講じることで、リスク管理が行われています。問題発生時には迅速に対応し、プロジェクトの影響を最小限に抑えるための措置が取られています。
|クライアントとのコミュニケーション
・定期的な進捗報告: クライアントには定期的にプロジェクトの進捗状況が報告され、達成した成果や現在の状況、今後の計画が共有されます。
・フィードバックの受け入れ: クライアントからのフィードバックを積極的に受け入れ、プロジェクトに反映させる体制が整っています。
・効果的なコミュニケーションツールの利用: メールやチャット、ビデオ会議などのツールを利用し、情報の共有と意思疎通が円滑に行われています。
|理由その4: 豊富な IT 人材供給
ベトナムにおける IT 人材ニーズ 2018 ~ 2025 (ソフトウェア産業)

出典:『Vietnam IT Market Report 2023』
ベトナムのIT人材プラットフォーム「TOPDev」が発行した『Vietnam IT Market Report 2023』によると、コンピュータ・サイエンスおよびIT関連部門で働く技術/デジタル労働力は53万人と推計されています。そのうち56%が20代、25.4%が30代と若いエンジニアが豊富です。
|大量の IT 人材教育
ベトナムは急成長するIT産業を背景に、毎年多くのIT専門家を輩出しています。主なポイントは以下の通りです。
- 教育機関の充実: ハノイ工科大学やホーチミン市の情報技術大学など、多数のIT専門機関が高い専門性を持つ人材を育成。
- IT人材の数: 約40万人以上のIT専門家が活躍し、毎年数万人の新たな人材が市場に登場。
- 専門性の多様性: ソフトウェア開発、システムエンジニアリング、AI/MLなど、多様な分野の専門家が揃い、プロジェクトに最適な人材を確保可能。
|高い技術力とスキルセット
ベトナムのIT人材は、技術力とスキルセットの面でも優れた能力を持っています。具体的には以下のような点が挙げられます。
- 最新技術の習得: ベトナムのIT専門家は、クラウドコンピューティング、データサイエンス、ブロックチェーン技術など、最新の技術に対する知識とスキルを持っています。これにより、最先端の技術に基づくプロジェクトを高い品質で提供できます。
- 実務経験の豊富さ: ベトナムのIT人材は、国内外の多くのプロジェクトで実務経験を積んでおり、グローバルなプロジェクトにおける技術力やプロジェクト管理の経験が豊富です。この経験は、国際的なクライアント向けのプロジェクトにおいても大いに役立ちます。
|コストパフォーマンスの良さ
豊富なIT人材の供給は、コストパフォーマンスの面でも大きな利点を提供します。
- 競争力のある給与水準: ベトナムのIT専門家の給与水準は先進国に比べて低く、コストを抑えつつ高品質なサービスを受けることができます。例えば、ベトナムのソフトウェアエンジニアの平均年収は約5000ドル(約70万円)で、日本の同職種に比べてコストが約1/4〜1/5程度です。
- リソースの柔軟な配置: 豊富な人材プールにより、企業はプロジェクトに応じてリソースを柔軟に配置でき、必要なスキルセットを持った人材を迅速に確保することができます。これにより、プロジェクトの要件に合わせた最適なチーム編成が可能となります。
|理由その5: ビジネス環境の改善
|法律制の整備と透明性の向上
ベトナム政府は、外国企業の進出を促進するため、法規制の整備と透明性の向上に取り組んでいます。外資規制の緩和により、外国企業の設立手続きが簡素化され、市場への参入が容易になりました。また、政府は企業活動に関する情報の公開を進め、法的リスクを軽減し安定したビジネス運営を実現しています。契約法も整備され、外国企業と地元企業との契約が法的に保護され、トラブル解決がスムーズに行えるようになっています。
|インフラの整備とデジタル化の進展
ベトナムは交通インフラの整備を進め、物流の効率が向上しています。道路や港湾の整備により、ビジネスの運営がスムーズになり、プロジェクトの進行が迅速化しています。デジタルインフラも強化され、高速インターネット接続が提供されています。これにより、リモート作業やデータのやり取りが円滑に行え、オフショア開発の効率が向上しています。IT産業の発展を支援する税制優遇や補助金制度も整備され、IT企業は安定した経営が可能となっています。
|ビジネス文化の変化と国際化
ベトナムのビジネス文化は国際化が進んでおり、国際的なビジネス慣行を取り入れています。これにより、外国企業との連携がスムーズになり、ビジネスマナーやコミュニケーションスタイルも改善されています。また、グローバルなビジネスネットワークの構築が進み、外国企業とのパートナーシップが強化されています。これにより、オフショア開発における信頼性の高いパートナーシップが築かれています。
|人材の多様性とコミュニケーション能力
ベトナムのビジネス環境の改善は、優れた人材の育成とコミュニケーション能力の向上にも寄与しています。これにより、外国企業との協力がスムーズに行えるようになっています。
- 多文化的な労働力: ベトナムは多文化的な労働力を持ち、外国企業との協力においても柔軟性を発揮します。多国籍なチームがスムーズに連携し、異なる文化や価値観に対する理解が深まっています。
- 高い英語能力: ベトナムのビジネスパーソンは高い英語能力を持ち、外国企業とのコミュニケーションが円滑に行えます。これにより、プロジェクトの進行や問題解決がスムーズになります。
|おわりに
今回は『オフショア開発白書』をもとに、ベトナムがオフショア開発において選ばれる5つの理由をご紹介しました。
ティンヴァンジャパンも、オフショア開発のパートナーとしてベトナムを選ぶことで、その高いコストパフォーマンスや優れた品質管理、豊富なIT人材の供給、進化するビジネス環境などのメリットを享受しています。これにより、私たちはより効率的で質の高いサービスを提供し、グローバルな競争力を高めることができます。
私たちティンヴァンジャパン株式会社は、これからもベトナムの魅力を最大限に活用し、クライアントのニーズに応える最適なソリューションを提供していきます。
オフショア開発や常駐開発などでお悩みや課題を抱えられている方は、ぜひご連絡ください。
ご要望に合わせてお見積りいたします。お気軽にお問い合わせください。
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